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マリインスキー・バレエ 白鳥の湖

マリインスキー劇場バレエ団 白鳥の湖 
先日深夜NHK BS2でマリインスキー劇場バレエ団の「白鳥の湖」を放送していたのを録画。鑑賞した。
確かにチャイコフスキーの曲は好きであるが、今まで「白鳥の湖」は昔レコードで聴いたことがあるくらいで、特にバレエを観てみたいなどとは思わなかった。しかし女子十二楽坊の『美麗的能量 北京現場音楽会 』 DVDを買って見るうちに何故「白鳥の湖」を入れたのか妙に気になりだし、思わず本場ロシアのバレエ団による「白鳥の湖」を観る気になった次第。
考えて見るとバレエは初めて見る。
舞台下のオーストラ・ピットにはマリインスキー劇場管弦楽団。指揮はワレリー・ゲルギエフ。顔を見たら思い出した。この間NHKでPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル http://www.pmf.or.jp/ に出演する世界から若い音楽家が応募、リハーサルから本場の演奏会までのドキュメンタリーを放送していた。その時の指揮者がワレリー・ゲルギエフだった。世界の若い音楽家達はワレリー・ゲルギエフの指導に興奮、喜んでいた。
このPMFオーケストラの演奏会は12月始めにNHK BS2で深夜放送された。
1. ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191 ( モーツァルト作曲 )
2. バレエ音楽「ペトルーシカ」 [ 1947年版 ]   ( ストラヴィンスキー作曲 )
3. 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 ( チャイコフスキー作曲 )

なおNHK 教育テレビ(全国放送)2007年1月4日(木)25:30~26:30(4日の深夜、5日の早朝)にPMF 2006のアカデミー生とワレリー・ゲルギエフに密着した教育ドキュメント番組「北海道スペシャル 響け!情熱のオーケストラ~札幌・若者たちの音楽祭~」の再放送がある。興味のある方は御覧頂きたい。http://www.pmf.or.jp/php/jp/details/index.php?id=171

話が逸れてしまった。オペラだと外国語(イタリア語、ドイツ語)で歌うが、そのままでは分からないし、その分字幕を頼りにしなければいけないが、バレエのような踊りだと世界の誰にでも分かりやすいものだ。音楽の果たす役割も大きい。しかもこのバレエはゲルギエフ指揮。豪華だ。最初は見て面白くなければ途中で見るのを止めて消去してしまおうかと思っていたが、見ているうちに面白くなって引き込まれていき最後まで見た。バレリーナの美しい演技から目が離せず、なかなか面白かった。
オデット姫はウリヤーナ・ロパートキナという有名なバレリーナらしいが、本当に白鳥を思わせるかのような美しい演技だった。かなり痩せているように思えたが、バレリーナはつま先で立つ必要もあり、かなりの減量をした方が演技しやすいのかも知れない。しかも痩せていると言っても、無駄な贅肉をそり落とし、練習で鍛え抜かれてバレエするための筋肉をのみ残している体と云った感じである。。一流のバレリナーになるには日々の練習量も凄いものがあるのであろう。
曲は有名な「情景」のメロディーくらいしか覚えていないかと思ったが、その他結構知っている曲も出てきて楽しみめた。BS2ではステレオBモードで放送されている。オーケストラの演奏の音がいい。音楽だけ聴いても楽しめるが、やはりバレリーナの美しい演技があると視覚的にもかなり楽しめ感動も大きくなる。音楽と踊りが一体となった優れた芸術だ。2時間以上の曲を作曲するのも大したもの。やはりチャイコフスキーはいい。
1幕と2幕の間奏で有名な「情景」をオーケストラで演奏するが、あのフレーズのメロディーを吹いているのは、奏者がアップで写るのを見て最初クラリネットかと思ったがオーボエだ。女子十二楽坊の「白鳥の湖」では廖彬曲さんが蕭で吹いている。ハープの音は楽坊では揚琴に置き換えているように思う。もしかして梁剣峰は「白鳥の湖」をバレエで実際に見て感動して、女子十二楽坊の曲にも取り入れたのかもしれないなどと思ったことであった。
by yoshi_miracle | 2006-12-18 07:22 | つれづれなるままに
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