尺八コンサート

今日は、尺八コンサートを聴きに行った。尺八と筝のアンサンブルで、尺八は一応プロの先生とその門人。門人と云っても未だ大学生2人だった。プロの先生は成る程、尺八の音色がするが、門人の大学生の一人は未だ尺八の音色が出ないことが多く、吹き始めは音が出ていなかった。緊張すればする程、音がでないようだった。本人も冷や汗者だったろう。2曲目からは度胸が据わってきたのから音が出るようになってきた。尺八もそうだろうが、笛はやはり吹き始めは音が出にくいものだ。もう一人の大学生は結構うまい。尺八の音色がする。相当練習しているのかも知れない。この二人、未だ若いからこれから練習しだいでどんどん伸びていくだろう。若い人が邦楽を学んでいることに敬服する。どうやら中学生のときに尺八クラブというのがあり、それに入っていたようだ。その時の先生が今日の尺八の先生ということだった。
筝は女性ばかりの7名。賛助出演となっている。筝の先生とその門下生のようだ。それから横浜からの客演である女性の先生である。筝を弾きながら謡もうたう。「虫の武蔵野」という宮城道雄作曲の曲でそうだった。筝、三絃、尺八で演奏されたが、これはプロだけの演奏で惹き込まれる。
筝でも低音がよく出ていたので関心したが、これは十七弦というものだった。どうも低音が出る筝のようである。
宮城道雄の名曲「春の海」も演奏されたが、また正月に聴いてみたいものである。門人が中学生の時に卒業コンサートでこの曲を演奏したいと言ったことがあったらしい。先生は「早すぎる、10年かかる」と最初一蹴したのだが、どうしてもと頑張るので結局この曲に決めなんとか演奏できたという話だった。曲間の準備の時間に、この先生の説明が入るのだが、これが漫談のように面白く客を笑わせながら進行していった。
全部で9曲、最後は宮城道雄の北海民謡調という曲で、総勢10名でのフルメンバーアンサンブル。ソーラン節も入っていて、筝でわざと調子を外したように滑稽に弾く箇所があり、そこで思わず客席から笑いを堪えきれずに噴き出している人もいる。なかなか面白い曲であった。全部で2時間のコンサートであった(私は用事があり遅れて行き、最初の2曲は聴いていない)が邦楽の良い勉強になった。もっと機会を捉えて邦楽も聴いてみたいと思う。
特に筝は女性が着物で弾く姿は美しく品がある。イスに腰掛けて弾くこともあれば、正座をして弾く曲もあった。正座をして弾く姿は特に日本人特有の美しさがある。また尺八にしても袴姿は男の伝統美であろう。ここには日本の美しき伝統が息づいていた。今日は良いものを見せて頂き聴かせていただいた。
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by yoshi_miracle | 2006-11-23 19:02 | つれづれなるままに
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