ホルン

9月1日の「毎日モーツァルト」
ゲストはホルン奏者の山本真氏。
「当時の楽器は、こういうバルブが無いんです。ただの丸い輪っかだけ。出る音も倍音だけ。手を使ってベルの中に手を入れて塞いだりすることによって半音を出したりする。今は指があるからまだ簡単ですけど当時は大変だったでしょう。
モーツァルトが求めた音--
やはりアルプスの感じとか、アルプスの山で朗々と吹く、そのようなイメージですよね。あまりパーッと吹く、力入れて吹くとかそういうんじゃなくて、山とか野原とかそういう所で心穏やかに吹くというようなイメージで感じています」

曲は「ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407」第一楽章 モーツァルト 26歳の時の作品
ホルン ブルーノ・シュナイダー 
ウィーン弦楽六重奏団員

ホルンは角を意味する。その名の通り動物の角で作られた。ヨーロッパでは狩猟の際や郵便馬車の合図に使われた。
モーツァルトの時代、演奏に使われたナチュラル・ホルンは管を円形に丸めただけの単純な構造で出せる音が限られていた。制約が多く演奏が難しい楽器だった。この曲は当時のホルンの制約にもかかわらずホルンの豊かな響きが生かされ、アルプスの大自然を思わせる。素朴で温かいホルンの響き。
その後ホルンの製作技術は向上し改良が重ねられ、19世紀にはバルブが登場した。音程を変え易くなったホルンは合奏に欠かせない存在となった。

ホルンを主役にすえた5つの曲は全て、モーツァルトの24歳年上の親友であるホルン奏者イグナーズ・ロイトゲープの為に書かれた。
K.407 (386c) ホルン五重奏曲 変ホ長調 1782
K.417 ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調 1783
K.447 ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 1787
K.495 ホルン協奏曲 第4番 変ホ長調 1786
K.412 (386b) ホルン協奏曲 第1番 ニ長調  1791
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by yoshi_miracle | 2006-09-02 22:02 | モーツァルト
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