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ヴィオラ

8月30日の「毎日モーツァルト」
ゲストはヴィオラ奏者の川崎雅夫氏。
「ヴィオラの役割--
ヴァイオリンは勿論ソリスティックなスポットライトを浴びるマドンナのようなものなわけです。ヴィオラというのは縁の下の力持ちのようなところがあるけど、その代わり縁の下できちっとこういう土台にしなくちゃいけないとかこういうふうにしなくちゃいけないとかで、プリマドンナ達の動きが変わるわけなんです。そういう色んな土台とかをつくれるパートを受け持っている、人にはちょっと分からない面白さがあります。
モーツァルトが求めたヴィオラの音--
モーツァルトの曲はね、自分に一番嘘がつけない。音楽をつくる上で本当に楽器を、ヴァイオリンとか、ヴィオラを弾くことを考えて演奏できる曲じゃない、女の人だったらイヤリングをつけたりアイシャドーしたり色んな装飾をして綺麗にして見せるんじゃなくて、そのままのありのままの姿で一番綺麗に見せられるようにつくっていかなくちゃいけない音楽の一つだといつも思っています」

ヴィオラはヴァイオリンより一廻り大きく低域をカバーする。曲に厚みを持たせる「縁の下の力持ち」と呼ばれる。

放送された曲は 「ピアノ三重奏曲 変ホ長調K.498 (ケーゲルシュタット・トリオ)」 1786年 モーツァルト30歳の時作曲された作品。
ピアノ、クラリネット、ヴィオラの編成である。この曲ではピアノ、クラリネットと並んで見事に主役を演じている。他の楽器と調和を取りながら豊かなハーモニーを醸し出す。
モーツァルトはヴァイオリンの名手だったが、ヴィオラも相当な腕前だったようだ。
モーツァルトは友人達とボウリングの前身である「ケーゲルシュタット(九柱戯とも訳される)」に興じながら作曲したという。
by yoshi_miracle | 2006-08-31 22:03 | モーツァルト
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