「毎日モーツァルト」

モーツアルト
最近モーツアルトの番組が多い。今年はモーツアルト生誕250年にあたる。
お盆を過ぎてNHK衛星放送で「毎日モーツアルト」なる番組を放送していたことを知った。1月30日からウィークデーの毎日放送していたということだが全く気付かなかった。音楽といえば女子十二楽坊ばかり聴いていたようだ・・・
この「毎日モーツアルト」の放送時間は10分間。毎回モーツアルトを愛する著名人達が登場し、短い時間にエピソードなど紹介する。曲もさわりの部分が流れる。美しい映像に音も良い。さすがデジタル放送と言ったところ。最近はこの番組を楽しみにしている。http://amadeus-blog.cocolog-nifty.com/blog/
昨夜は「すみれ」と云うゲーテの詩にモーツアルトが作曲した「すみれ」。ゲーテはシューベルトやベートーベンが自分の詩に曲を付けてくれても喜ばなかったがモーツアルトが曲を付けてくれたら大いに喜んだという。それほどモーツアルトの天才を見込んでいたようだ。
面白いのは、ゲーテの詩を元にモーツアルトが作曲したがどうも足らない、そこで最後に自分の詩を付け加えた!

“Das arme Veilchen!
 Es war ein! herzig's Veilchen! ” これがモーツアルトの詩
「かわいそうなすみれよ!それは愛らしいすみれだった!」

文豪ゲーテの詩に自分の詩を付け加える自由奔放さ、こういったものもモーツアルトの魅力なのだろう。モーツアルト愛好家のさるドイツ文学者は「ふざけているねぇ(笑)」とのたもうておられた。
「すみれ」 そのモーツアルト愛好家のさるドイツ文学者はこの曲を名曲中の名曲と紹介していた。
ソプラノの歌声が美しい。

Das Veilchen
Johann Wolfgang von Goethe

 Ein Veilchen auf der Wiese stand,
 Gebückt in sich und unbekannt;
 Es war ein herzig's Veilchen.
 Da kam eine' junge Schäferin,
 Mit leichtem Schritt und munterm Sinn,
 Daher, daher,
 Die Wiese her, und sang.
 
 Ach! denkt das Veilchen, wär' ich nur
 Die schönste Blume der Natur,
 Ach! nur ein kleines Weilchen,
 Bis mich das Liebchen abgepflückt,
 Und an dem Busen matt gedrückt,
 Ach! nur, ach nur!
 Ein Viertelstündchen lang.
 
 Ach! aber ach! das Mädchen kam
 Und nicht in Acht das Veilchen nahm,
 Ertrat das arme Veilchen:
 Es sank und starb und freut' sich noch:
 Und sterb' ich denn, so sterb' ich doch
 Durch sie, durch sie,
 Zu ihren Füßen doch.
 
 Das arme Veilchen!
 Es war ein! herzig's Veilchen!


「すみれが一本 草原に咲いていた
 ひっそりと誰にも 気付かれずに
 それは愛らしいすみれだった!
 そこに若い羊飼いの娘がやってきた
 足取りも軽く 気持ちも朗らかに
 こちらのほうへ こちらのほうへと
 牧場の中を歌いながら
 ああとすみれは思う
 もしも自分が自然の中で
 一番綺麗な花だったら--
 ああ!ほんのしばしの間でも
 愛らしいひとが私を摘み取って
 胸にそっと押しあててくれるだろうに
 ああでも ああ! 乙女はやって来て
 すみれに気付きもしないで--
 かわいそうなすみれを
 踏みつけてしまった
 すみれは倒れ伏し死んだが
 それでもまだ喜んでいた
 私が死んでもそれは
 あのひとのせいで あのひとのせいで--
 あのひとの足もとで 死ぬんだから!
 かわいそうなすみれよ! 
 それは愛らしいすみれだった!」
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by yoshi_miracle | 2006-08-25 22:05 | モーツァルト
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